作田啓一と見田宗介、この魅力溢れる二人の社会学者を対比的に論じ、日本社会学に新しい転換点をもたらす画期的な論考群。 斬新な試みによる、知の格闘技。 【本書「序章」より】 私たちは日本の社会学者がこれまでしてきた仕事をどれだけ知っているだろうか。それが達成したことを検討して、その可能性を評価し、限界を批判して、自分たちがなすべき仕事のために引き継ぐべきものを引き継ぐという作業を、私たちは行ってきただろうか。日本の社会学者たちが現実と格闘してつくりあげてきた成果を、私たち自身が人間と社会をより深く理解するために用いようとする工夫や努力を、どれくらい試みてきただろうか。 本書『作田啓一vs. 見田宗介』は、社会学者・作田啓一と見田宗介の仕事を理解・紹介し、ふたりの社会学を対比・検討し、それがどんな可能性をもち、いかなる限界があったかを評価・批判して、私たち自身が彼らの社会学からなにをどのように引
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