子どもからお年寄りまで、世代を超えてロボットを学び、楽しめる店づくりが神戸・元町で進んでいる。企画するのは10~80代の約20人の愛好家たち。集うのは、中学生から現役デザイナー、定年退職した元技術者までと、さまざまな経歴の持ち主。イベントや販売、講座などロボットを核にした「ものづくり」の発信拠点を目指す。(広畑千春) 店名は、「Roboco with Fab(ロボコ ウィズ ファブ)」。ロボットと「共同、交流、仲間」などの意味を組み合わせて名付けた。JR元町駅西口からすぐの10平方メートルほどのスペースに、人の言葉に反応して簡単な動きをする子ども向けから、複雑な動作ができる本格的なものまで、大小さまざまのロボットが並ぶ。 リーダーの林君民さん(79)=神戸市灘区=は大学で半導体を学び、長年パソコン関連の仕事に携わった。中国でもロボットなどの製品開発を指導してきた。「これからはロボットの時代