広島県 三次 ( みよし ) 市は14日、妖怪関連の伝承物や資料を約3000点集めた博物館の建設を決めた。 日本一の収集数とされる妖怪研究家の寄贈により実現するもので、愛称は「三次もののけミュージアム」。2018年夏のオープンを目指すという。 市議会が14日、関連議案を可決した。総事業費は約12億円で、約7300平方メートルの敷地に展示棟や交流棟を整備する。 同市は江戸時代の妖怪談「 稲生物怪録 ( いのうもののけろく ) 」の舞台で、妖怪に関する街おこしを模索。川崎市市民ミュージアムの元学芸室長で、妖怪関連品の収集で数、質共に日本一とされる湯本 豪一 ( こういち ) さん(66)(東京)に相談したところ、博物館建設を条件に、約3000点の収集品の全面寄贈を快諾されたという。