県立図書館や三好市中央図書館、阿波市立図書館などが導入している「雑誌スポンサー制度」に参加する企業数が減少している。導入当初は企業側から注目されたものの、年々関心が薄れつつある。「経費負担の軽減と雑誌類の充実」という妙案は、思惑通りには進んでいないようだ。(土井省一) 「スポンサー制度」は、閲覧用雑誌のカバーと棚に企業名を表記する代わりに購入代金を企業側に負担してもらう。県立図書館ではスタートした2010年度には30社から80誌の参加があった。しかし、その後は景気の低迷もあってスポンサー企業は減り続け、13社29誌と半数以下に。契約期間は1年以上3年未満が原則だが、県では、今夏に1年未満の「お試しキャンペーン」を計画するなど、スポンサー探しに知恵を絞る。 三好市中央図書館は、商業ビルに移転した2010年4月に雑誌コーナーを4倍に拡大、雑誌の収納棚も3倍の約60誌にしたのを機に、スポンサー制