展示されている「難易度シンセサイザー」。画面右下の「兄」と左下の「妹」が満足できる難易度を目指す(京都府城陽市寺田・市歴史民俗資料館) テレビゲームを作る立場になって難易度を調整できるゲームが、京都府城陽市寺田の市歴史民俗資料館(文化パルク城陽4階)に展示されている。同館の寺農織苑(てらのしおん)学芸員は「ゲームの作り手が最も苦労する部分であり、一番面白い所でもある。ぜひ体験してほしい」と話す。 同館で開催中の特別展「CONTINUE~“ゲーム”90年の歴史」の一環。展示されているゲーム機の収集に協力した立命館大の渡辺修司准教授らのチームが制作した。 体験できるのは「難易度シンセサイザー」。名作シューティングゲーム「スペースインベーダー」をベースに、味方の機の大きさ▽味方機が攻撃できる頻度▽敵機の数▽敵機の攻撃頻度-の4項目を調整する。ゲームに慣れた「兄」と初心者の「妹」の両方が満足できる