この画像は、太陽のおよそ1.5倍の質量を持つ恒星「ケプラー1658」と、その周囲をわずか3.85日で公転する系外惑星「ケプラー1658b」を描いた想像図です。ケプラー1658bは主星にとても近い軌道を公転する「ホットジュピター」の一つとされています。 ケプラー1658bを発見したのは、今から10年前の2009年3月に打ち上げられ、数多くの系外惑星発見に貢献したNASAの宇宙望遠鏡「ケプラー」です。 ケプラー1658bはケプラー宇宙望遠鏡の観測による最初の系外惑星候補のひとつでしたが、後に誤検知だったとして取り下げられていました。その理由は、主星であるケプラー1658のサイズが、今よりも小さく見積もられていたためです。 状況が変わったのは2017年。ハワイ大学天文学研究所の大学院生Ashley Chontos氏が、恒星が発する音波を用いた新しい手法でケプラー宇宙望遠鏡の観測データを再分析した
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