101年ぶりに時代祭へ参加する山国隊軍楽保存会(京都市右京区京北) 戊辰(ぼしん)戦争で幕府軍と戦った「山国隊」の姿を今に伝える山国隊軍楽保存会(京都市右京区京北)が、22日に催される時代祭に101年ぶりに参加し、行列出発前の「行在所祭(あんざいしょさい)」で奉納演奏する。隊結成150年の節目での参加実現に、保存会会員らの喜びはひとしおだ。 山国隊列は1895(明治28)年の第1回時代祭から参加し、97年から1917(大正6)年まで行列の先導を務めてきたが、財政的な理由などで不参加となり、その後は壬生の維新勤王隊が先導している。 保存会は、今年は隊結成150年に当たることから、時代祭を主催する平安講社へ参加を要請していたところ、了解が得られた。当日は午前10時半から京都御苑の建礼門前で営まれる行在所祭で隊員約40人が鼓笛の演奏を行う。 保存会の内ケ島正和会長(69)は「節目の年に再び時代祭