中学生棋士の藤井聡太四段(15)が、高校へ進学する意向を固めた。日本将棋連盟が25日、発表した。現在通学している中高一貫校の名古屋大教育学部付属中(名古屋市)から同付属高(同)へ進む。 来年春に義務教育を終える藤井四段が、棋士一本に集中するのかどうか、進路に注目が集まっていた。 将棋界の中学生棋士は藤井四段が5人目。過去4人(加藤一二三九段、谷川浩司九段、羽生善治棋聖、渡辺明竜王)はいずれも高校に進んだ。 藤井四段は昨年10月、史上最年少の14歳2カ月で棋士になり、デビュー以来、公式戦で29連勝の新記録を達成した。通算成績は47勝6敗(25日現在、未放映のテレビ棋戦を除く)と好成績を上げている。竜王戦6組、叡王戦四段戦で優勝し、順位戦C級2組では5戦全勝で昇級圏内にいる。