2012年5月21日の朝、282年ぶりの規模で金環日食帯が日本列島を縦断、京都でも観測できる。この一大天文イベントにちなみ、日食について、伝説から最先端の科学まで、5つのテーマで京大日食展を開催。 古代日食―1300年前に太安万侶が編纂した『古事記』の天の岩屋戸日食説、ヒミコの日食、平氏を勝利に導いた水島合戦の金環日食など、日食にまつわる古代の神話や史実を紹介。 渋川春海と天文・暦学―江戸時代、渋川春海は日本独自の暦を作り、日食・月食を的中させてその正確さを示した。渋川春海の業績を中心に江戸時代の天文・暦学を紹介。春海が主人公の映画『天地明察』の 撮影に使われた観測装置レプリカも展示。