水産加工会社の武田食品冷凍(兵庫県洲本市由良)が、サイズなどの問題から従来廃棄処分されてきた魚をペットフードとして活用する事業に力を入れている。廃棄にかかる漁師の余計なコスト負担を一転、収入に変えられる仕組み。武田康平社長(53)は「事業を拡大させ、淡路島内の漁業の活性化につなげたい」と意気込んでいる。(西井由比子) ペットフードは2016年9月に「バウバウ」のブランド名で発売。同年春に、神戸市内でペット用品店を経営する知人から「安心・安全のペットフードを作れないか」と持ち掛けられたことをきっかけに、体重が1キロ未満の小型のサメ、エイを使った犬猫用のジャーキーやスティック、煮こごりを開発した。 小型のサメ、エイは食べられる身の部分が少なく人の食用としては流通していないが、「底引き網漁をすると必ずといっていいほど網にかかってしまう」と武田さん。廃棄にコストがかかるため漁師にとっては邪魔な存在
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