PTAがボランティア団体に衣替えし、再出発した。川西市立東谷中学校(兵庫県川西市見野1)では本年度、保護者の負担軽減を目的に、ボランティア団体「東谷中学校サポート隊」が発足した。モットーは「できるひとが できることを できるときに」。形の上ではPTAはなくなり、保護者の加入はあくまで任意、役員選挙は廃止。行事の参加も強制性を排除し、その都度募集する。加入者数は昨年度の約8分の1まで激減したが、敬遠されがちなPTA活動を「気軽に楽しく」継続できるよう、PRなどに奮闘している。(伊丹昭史) 同校は市北部一帯から約840人の生徒が通うマンモス校。PTAは19年度まで任意加入ながらほぼ全世帯が入り、学校行事の手伝いや地域団体との連携などを担ってきた。 全国的にPTAに対する保護者の負担が問題となる中、川西市PTA連合会は昨年7月、各校のPTAに改善の検討を通知。東谷中の会長だった田辺亜由美さん(5