すでに数十紙の新聞でも報道されましたように、日本のSF巨匠作家である小松左京氏(1931~2011)が学生時代に創作したと思われる漫画本「怪人スケレトン博士」(Prange Call No. 479-088)が、先月プランゲ文庫にて見つかりました。この発見には、国会図書館とプランゲ文庫の共同デジタル化プロジェクトが大きく関与しています。プランゲ文庫に所蔵されているこの本がデジタル化され、ほんの数ヶ月前に国会図書館のデジタルコレクションに搭載されたところ、小松左京ファンがみごと「最新刊」を発掘するに至ったというわけです。 この作品で小松氏は、その後氏の大ベストセラーとなった「日本沈没」の伏線となるような近代科学に警鐘を鳴らすストーリーを展開しています。時空を超えたこの発見は「まるで小松左京のSF 小説のようだ」と小松左京ライブラリでも伝えられています。(小松左京ライブラリ2014年6月15日
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