聖火台に点火される際、中央左下の穴から出てくる予定だったアームの1本が出てこないアクシデントが起きた=カナダ・バンクーバーのBCプレースで2010年2月12日午後9時1分、須賀川理撮影 【バンクーバー大前仁】12日に行われたバンクーバー冬季五輪開会式で、聖火台に点火する際、本来はステージの下から4本立ち上がるはずの支柱のうち1本が起き上がらないトラブルがあった。このため会場で聖火リレーの最終走者を務めた4人のうち1人が点火できなかった。五輪組織委員会(VANOC)は「純粋な機械の故障。ライブ進行のイベントで起こり得るハプニング」と説明したが、式典のハイライトで思わぬ失態に観客席からざわめきが起きた。 4人はいずれもカナダを代表するスーパースターで、スピードスケート女子で1998年長野、2002年ソルトレークシティー両五輪で金メダルに輝いたカトリオナ・ルメイ・ドーンさん、アルペン・スキー女子