あなたのオフィスに「島」はあるだろうか。日本のオフィスのほとんどは「島型」である。伝統的なこの形式は、果たしてナレッジワーカーにとって理想的といえるのだろうか。島型オフィスが普及した背景と、現代における「変形島型オフィス」の可能性を探る。 なーんだ、うちのことか、と納得される方が多いだろう。それもそのはずで、日本のオフィスの90%以上がこのレイアウトを採用している。地域や組織の種類は問わない。官庁でも学校でも会社でも同様である。 写真1の場合、上司は左端に座って全体を見渡せるようにする。このようなレイアウトを島型対向と呼ぶ。向かい合った(対向した)机の集合が1つの島を形成している。島型オフィスを英語ではアイランドオフィスと呼んでいる。 ■島型対向オフィスの利点と欠点 このようなレイアウトを採用する利点の1つは、電話機が少なくて済むことである。この場合は机の角同士が合わさる3カ所に合計3台で
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