広将棋・広象棋(こうしょうぎ)は、将棋の一種であり、二人で行うボードゲーム(盤上遊戯)の一種である。 荻生徂徠の作と言われる、囲碁の道具を利用して行う将棋である。 ルールや駒の名前、動きなどが独特で、他の多くの古将棋とは非常に異質である。 ルール[編集] 基本ルール[編集] 盤は囲碁の19路盤を用いる。駒をマスの中ではなく囲碁やシャンチー(中国象棋)のように交点に置く。 駒は碁石に白石には黒、黒石には白、裏面の成駒は朱色の字を書いて使う。34種類あり、それぞれ動きが決まっている。 競技者双方が交互に、盤上にある自分の駒を一回ずつ動かす(本将棋とは違い持ち駒という概念はない)。 自分から見て六路目までが自陣で、敵から見て六路目までが敵陣である。 本将棋とは違い、捕獲した駒を自らの持ち駒にできない。 自分の駒を動かすとき、動く先に相手の駒があるとき、その駒を取ることができる。 自分の将と「中軍