千葉県警松戸東署は21日、現住建造物等放火の疑いで、市川市本行徳の無職、高島一雅容疑者(26)を逮捕した。「お金を親から借りたかったが、うまくいかなかった」などと容疑を認めている。高島容疑者は松戸署に自首してきた。 調べでは、高島容疑者は20日午後6時ごろ、松戸市五香の実父母が住む木造2階建て住宅に火をつけ、約100平方メートルを全焼させ、隣家2棟の外壁を焼失させた。 実家には実父母と妹が住んでおり、事件当時、実父母は留守。妹は家にいたが、外へ逃げて無事だった。
「誰がネットを解約したんだ」。愛知県豊川市で4月17日、引きこもり状態だった30歳の男が、こう叫びながら家族を刺殺した。捜査当局は「特異な事件」ととらえ男の精神鑑定を検討しているが、「こうした事件は珍しいものではない。同じ“爆弾”を抱える家族は多い」と専門家の驚きは大きくない。引きこもりを原因とする殺人事件は4年前、1年間で7件もあったからだ。いったん入ってしまうと抜け出すすべがなかなか見つからない引きこもり。こうした子供を抱える親は「うちの子もそうなるのかしら」と不安に駆られている。(天野健作) ネットがライフライン 事件は4月17日未明、愛知県豊川市の会社員(58)宅で起きた。会社員の長男、岩瀬高之容疑者(30)=殺人容疑などで逮捕=が、寝ていた家族5人を次々と包丁で刺した。会社員とその1歳の孫が死亡、3人が重軽傷を負った。 豊川署などによると、5人の体には、まるで容疑者の憎しみが爆発
大阪市此花区のパチンコ店で7月、客と従業員計5人が死亡した火災で、大阪地検は3日、無職の高見素直(すなお)容疑者(41)を殺人と現住建造物等放火などの罪で起訴した。関係者によると、高見容疑者は精神鑑定で統合失調症と診断されたが、地検は刑事責任を問うことは可能と判断した。 起訴状などによると、高見容疑者は7月5日午後4時15分ごろ、同区四貫島(しかんじま)1丁目のパチンコ店「cross(クロス)―ニコニコ」店内にガソリンをまいて放火し、客や従業員5人を死亡させ、10人に重軽傷を負わせたとされる。 高見容疑者は翌日の7月6日に山口県警岩国署に出頭し、殺人や現住建造物等放火の容疑で大阪府警に逮捕された。府警の調べに対し、「仕事も金もなく、人生に嫌気がさした。誰でもいいから人を殺したいと思った」などと供述。地検は7月24日から11月30日まで鑑定留置し、事件当時の精神状態について調べていた。
大阪市浪速区の個室ビデオ店に放火し、16人を死亡させたとして殺人と現住建造物等放火などの罪に問われた小川和弘被告(48)の判決公判が2日、大阪地裁であり、秋山敬裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。 検察側は論告で「通り魔的無差別殺人で、突如強制的に人生に幕を下ろされた被害者の無念さは計り知れない」と主張。一方、弁護側は「火元は小川被告の部屋ではない可能性があり、別人の犯行の疑いがある」として無罪を訴えていたが、退けられた。 判決によると、小川被告は平成20年10月1日午前2時55分ごろ、大阪市浪速区難波中の個室ビデオ店の18号室で、室内に持ちこんでいたキャリーバッグに火を放って店を全焼させ、16人を殺害し、4人に傷害を負わせた。
大阪市西成区で昨年5月、会社役員宅に放火したとして、東成署捜査本部は23日、現住建造物等放火と窃盗などの疑いで、大阪市東成区中道、自称霊能力者の無職、寺谷均美容疑者(52)と自称信者で元介護士の田向啓子被告(53)=別の放火罪などで起訴=を逮捕した。寺谷容疑者は否認し、田向容疑者は「寺谷容疑者の指示で盗みに入り、火をつけた」と認めているという。 逮捕容疑は昨年5月25日午前11時25分から午後2時25分ごろ、大阪市西成区松の会社役員宅に侵入。現金約4万円などを盗み、ライターで布団に火をつけ、家屋を半焼させたとしている。けが人はなかった。 捜査本部によると、2人は高校時代の同級生で、寺谷容疑者は「不動明王を信仰する霊能力者だ」と周囲に話していた。田向容疑者は信者で、お布施としてこれまでに9千万円を寺谷容疑者に渡したという。 寺谷容疑者は放火された会社役員の家が事件当日は法事のため留守にするこ
大阪府堺市内の女性会社員の自宅に火炎瓶を投げ込んだとして、堺署は24日、元交際相手で同市西区、建具店経営小玉一城被告(25)と、茨木市東奈良、無職千原達也被告(21)(いずれも建造物損壊、脅迫罪で起訴)を現住建造物等放火未遂容疑で逮捕した。 小玉被告は昨年12月に女性と別れ、支払った食事代などとして約200万円を要求したが、女性が応じなかったため闇サイトで「借金取り立て人」を募集。千原被告が応じ、仲間になったという。 発表によると、2人は共謀し、2月9日未明、ガソリンを入れた空き瓶(350ミリ・リットル)に火を付けて女性宅の玄関前に投げ込み、すだれを燃やした疑い。 小玉被告は千原被告に3万円を支払い、「子どもに危害を加える」などと書いたメモを女性宅に入れさせたり、女性の勤務先のシャッターに「金返せ」と落書きさせたりするなど嫌がらせを繰り返していたという。
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