東京都八王子市上川町の上川病院で今年6月、女性介護職員(20歳代)が、寝たきりの女性入所者(80歳代)の顔を殴って約3週間のケガを負わせたことが8日、分かった。 病院からの報告を受け、市は立ち入り調査で事実を確認し、都に報告。病院は介護職員を傷害の疑いで八王子署に刑事告発し、解雇した。 市や病院によると、夜勤に就いていた介護職員は6月12日午前1時10分頃、おむつを交換するため、女性の1人部屋を訪れた際、左手で2回、左頬を殴ったという。翌日午後3時頃、病院の看護師が、女性の左頬が皮下出血しているのを見つけ、上司に報告した。 女性の部屋は家族の同意のもと、ビデオカメラが設置されており、病院が映像を確認したところ、介護職員が女性をたたく姿が映っていた。介護職員は「記憶にはないが、映っているのは自分。記憶にないことをやったといわれても」と話したという。 その後、病院は女性の家族に謝罪。同15日に