終身雇用制度というのは、特に日本の古い伝統でも何でもないのですが、サラリーマン(会社員・従業員)としての正規の社員で会社・企業に就職すれば、定年までそれほど無理なく家族を養うことのできる時代がありました。以前にもNTTを例に出して、現状を説明しました。 <この20年で社会は会社はどう変わったか>http://d.hatena.ne.jp/sakunou/20051114 <この20年で社会は会社はどう変わったか その2>http://d.hatena.ne.jp/sakunou/20060119 私がNTTを辞めたのは、今考えれば来たるべき不遇の時代−50才定年・給与カットで再雇用−を本能的に予測し、泥船から逃げ出すネズミのごとく去っていったような気もします。 こういう現状を被雇用者の立場から見ても、「大変な時代になったものだ」と思いますが、視点を変えて消費者の立場としてみてもこの「大変な