【鉄道ファン必見】「ダイヤモンドクロス」に機関車転回…公共交通の優等生「伊予鉄道」はここだけしか見られないがいっぱいに詰まっていた 明治21(1888)年に国内2番目の民営鉄道(私鉄)として開業した「伊予鉄道」。松山市を中心に、愛媛県内に交通網を巡らせる県内最大手の私鉄として知られるが、130年近い歴史を誇るだけに全国でここだけというスポットが数多く残る。鉄道線と軌道線が交差する「ダイヤモンドクロス」をはじめ、全国初の狭軌の軽便鉄道だった歴史を現代に伝える「坊っちゃん列車」などが、鉄道ファンたちの胸を熱くさせている。鉄軌道もバス事業も単体で黒字経営が続き、「地方公共交通の優等生」と呼ばれる秘密を探った。(豊田大祐) 全国唯一…直角に斜めに平面交差 伊予鉄高浜線の大手町駅北側にある踏切で、ちょっと変わった光景を見ることができる。松山市内を走る路面電車が、郊外電車の通過を待つ姿だ。 「ガタンゴ