SNSで120万人超のフォロワーを持ち、若年女性の憧れの存在として支持を集める“ゆうこす”こと菅本裕子氏は、SNSが若者の挑戦の足かせになっていると指摘する。SNSが自由に使える時代が「インフルエンサー」という職を生んだ。にもかかわらず、そのツールが逆に若者を縛り付けているという。なぜなのか。 菅本裕子氏(以下、菅本) 芸能の世界にいる方のなかに、本気でSNSを運用する人は少ないです。なぜなら、本格的に運用すると世間からは「堕ちた」といった目で見られがちだからです。私も親戚の集まりなどで今の仕事を聞かれて「インフルエンサー」と答えると、「もっとちゃんとした仕事をしなさい」といったことを言われることも少なくありません。 事務所としてもタレントのSNS利用に対して、怖いと感じる面もあると思います。芸能事務所の従業員は芸能のノウハウは持っていても、物心ついた頃からSNSが身近にある私たちの世代と