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ブックマーク / yshibata.blog.ss-blog.jp (9)

  • Be the Worst:柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata):So-netブログ

    先日紹介した書籍ですが、4項目として、「Be the Worst」があります。その冒頭で次のように述べられています。 Legendary jazz guitarist Pat Metheny has a stock piece of advice for young musicians, which is "Always be the worst guy in the every band you're in."つまり、技量的に自分が最も下となるようなグループに属しなさいということです。それにより、自分の技量が向上するということです。つまり、 The people around you affect your own performance. Choose your crowd wisely. そうは言っても、そのような開発組織を渡り歩くのはなかなかできないと思います。それで、の中のAc

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  • 開発スピードが遅い?速い?:柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata):So-netブログ

    ソフトウェア開発グループあるいはソフトウェア開発組織の開発スピードが遅いとか速いとはか、何を基準に判断するのでしょうか。 人が単純な作業を行わずに、自動化できる部分を徹底的に自動化した場合、残っている部分が当の意味では、その組織での開発スピードです。 たとえば、システム全体のビルド作業を手作業で週に一回行っており、開発メンバーは、単体テストも書かずに、高残業をしながら一週間に多くの機能を実装したと報告する開発を考えてみます。もちろん、他のモジュールとのビルドもしていないし、ビルドするのは翌週の月曜日ということになります。これは、80/90年代によく行われた開発スタイルです。 一方で、Jenkinsを使用しながら継続的インテグレーションを行い、自動実行される単体テスト・システムテストを作成しながら、システム全体の機能のデグレードや副作用が起きていないかを常に検証しながら、開発メンバーがあま

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  • 会社は教育してくれる場ではない: 柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata)

    拙著『プログラマー現役続行』(p.109)では、次のように述べています。 「会社が業務時間内に勉強させてくれないから勉強できない」とか、「会社が専門書を購入してくれないから勉強できない」と不平をいっているようでは、10年後には使えないソフトウェアエンジニアになっていることでしょう。 自分の時間とお金を自分自身へ投資して、継続した学習を行うことは、ソフトウェアエンジニア業界に限らず、今日の社会では一般に求められることです。新卒新人を含む若手の多くに、必要な教育は会社が行ってくれて当然と思っている人が増えてきているのではないかと感じることが、年々多くなってきました。 「英語の書籍による勉強会」でも書きましたが、勉強を自主的にさせるということは、新卒新人で配属された直後から強制的に行う必要があると思います。たとえば、先輩は、非業務扱いの勉強会だけど、新卒新人は業務扱いにするので強制参加にします。

    会社は教育してくれる場ではない: 柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata)
  • ソフトウェアエンジニアの成長カーブ(再掲載):柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata):So-netブログ

    「ソフトウェアエンジニアの成長カーブ」 最近良く話していることなのですが、社会人として働き始めた新卒の技術者は、最初の数年は成長していきます。与えられた業務を遂行しながら、そのための学習もしていくからです。しかし、2、3年すると開発業務をこなせるようになり、特に新たな勉強をしなくても、日々、会社に行って開発業務が遂行できるようになります。 この状態、つまり、継続した学習をしなくなった状態で、10年とか経過すると、ソフトウェアの世界は大きく変化している可能性があり、新たな技術が登場し、その人の技量は相対的に今度は低下しはじめます。しかし、この時点で、新たなことを学習するのは困難だったりします。学習する習慣が無いわけですから、勉強しろと言っても、「なぜ、休みの日に勉強しなければならないのですか」ということになります。 そのような人に対して、マネジメントは、その人ができる仕事を与えて、何とか仕事

    ソフトウェアエンジニアの成長カーブ(再掲載):柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata):So-netブログ
  • 業務を通した技術習得の落とし穴

    業務を通した学習の落とし穴 新たな技術を習得するのに最も効率的な方法は、業務で使用している技術について学習することです。業務で使用していますので、すぐに業務に役立ちますし、多くの時間その技術に接しているため、効果的に学習することができます。 業務を通じての知識の蓄積は効果的なのですが、落とし穴もあります。それは、業務をこなすのに最低限必要な事柄だけしか学ばないで終わってしまうことです。 たとえば、何年もC言語を使用して組込みシステムを作ってきたエンジニアで、ポインタの使用方法を知らない人がいるとは想像できないかもしれませんが、実際には知らない人がいます。なぜ知らないかというと、グローバル変数を多用した設計しかしたことがなく、構造体であっても、決してパラメータとしてそのポインタを渡す設計をしたことがないからです。 長年同じ種類の開発を行っていて、自分は何でもできると思っても、それは、「井の中

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  • 書籍『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える』: 柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata)

    書のプロローグでは、に関して次のように述べられています。 あなたの人生で、これから先に起こる未知の難題に対するすべてのヒントは、すでにどこかの誰かがに書いてくれているということです。の副題は、「20代で身につけたいの読み方80」となっており、読書に関して80項目の内容から構成されています。その中からいくつか紹介します。 01 を読むから時間に余裕ができる 様々な会社を見てきて驚くべき事実を公開したいと思います。 みんなが忙しくしていて、やたらに労働時間が長い会社は倒産一直線に向かっているということです。 ピークを過ぎたら後は坂道を転がり落ちるだけなのです。 だから忙しい会社は要注意です。 これは人もまったく同じです。 最初の立ち上がりの際には誰もが不慣れなこともあって忙しいように見えますが、それが続いていくようではまるで成長していない証拠です。 いつまでも忙しい人に長期的なお金

    書籍『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える』: 柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata)
  • ソースコードに技術者のレベルが現れる:柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata):So-netブログ

    新規に書かれたソースコードを見ると、それを書いた技術者のレベルがある程度分かります。特に、レベルが低いエンジニアが書いたコードほど、よく分かります。レベルが低いというのは、全くの初心者という意味ではありません。社会人となってソフトウェア開発に従事して数年を経過して、人はプログラミングできると思って書いているレベルであっても、書かれたコードを見ると、レベルが低いということです。 レベルが低い大きな理由の1つは、自分が書いたコードをスキルが高い人にレビューしてもらうという習慣を人が持たないし、組織も持たないからです。もう1つの大きな理由は、使用しているシステムや開発言語に関した、きちんとした学習をしていないということも挙げられます。※ ※ たとえば、Java言語で開発していても『Effective Java』を読んだことさえないとか。 「初心者だからと言って汚いコードを書くことが許される訳

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  • 技術の伝承と良い習慣の伝承: 柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata)

    企業において、若手を育成するため、先輩から後輩への知識を伝達するため、仕事を引き継ぐため、といった理由から「技術の伝承」と称した活動が行われたりします。 技術を伝承するというのは、短期間に簡単にできるもでのはありません。私自身が大学時代から今日まで経験してきたことを、すべて伝承することはできません。それに加えて、スキルを伝承できる能力が必要となります。 伝承が失敗した例として、『アプレンティスシップ・パターン』に次の例が説明されています。 17 世紀と18 世紀のアントニオ・ストラディバリ(Antonio Stradivari)の工房で作られたバイオリンとチェロは、歴史に残る名作です。それらは、定期的に数億円で売られ、過去300 年間に、それらを再現しようと多くの挑戦が行われてきました。しかし、The Craftsman(p.75)に書かれているように、「アントニオ・ストラディバリやグァル

    技術の伝承と良い習慣の伝承: 柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata)
  • 打てば響く人にはニセ者が多い?: 柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata)

    樋口弘和氏の著書『まずは、1社3年働いてみなさい!』に「打てば響く人にはニセ者が多い」と題して以下のように記述されている。 採用面接をしていると、こちらの質問に打てば響くようにポンポン答えを返す人がいる。僕はそういう人をニセのコミュニケーション巧者と見なしている。 答えに間がないのは、会話の質からみればあまりにおかしい。「話を聞き、理解し、考える、答える」というプロセスを経るなら、必ず答えに間が空くはずだ。現に、概念的思考力のある人の会話はゆっくりである。 反応が早すぎるのは、相手の話を途中までしか聞かず、感覚で答えるためと考えられる。採用決定時には、そういう人ははじくようにしている。コミュニケーション力が弱く、仕事ができない人が多いからだ。言外を察するどころか、相手の言うことの理解さえ省く。指示をキチンと聞かず、理解していないのに反応するわけだから、的外れなことをしでかす。育ててもらう

    打てば響く人にはニセ者が多い?: 柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata)
    hiromark
    hiromark 2009/01/05
    そういう風に決め付けるのはどうかと思うけど、「相手に与える印象」という意味では確かにと思う。
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