デジタル時代における経営、さらには世界の諸問題への対処にあたり、このような変化は問題になりうるだろうか。答えはもちろんイエスだ。 トーマス・フリードマンは2012年、『ニューヨーク・タイムズ』紙のコラムで次のように述べている。エジプトの友人に同国で起きた反政府運動について尋ねたところ、「フェイスブックは情報伝達には大いに役立ったが、コラボレーションの役に立ったわけではない」という答えが返ってきた。フリードマンはさらにこう付け加えている。「最悪の場合、ソーシャルメディア依存が、実際に行動を起こすことの代替行為となってしまう」(英語記事)。 これは次のような現象の理由にもなる。カイロのタハリール広場やウォール街で繰り広げられる大規模な社会運動は、社会変革の必要性に関する人々の意識を高めるかもしれない。しかし多くの場合、そうした変革活動の大部分を実際に進展させるのは、コミュニティに存在する小さな
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