年間195回の日帰り出張をしたとして、野々村竜太郎・兵庫県議(47)=西宮市選出・無所属=が昨年度の政務活動費から交通費約300万円を支出していた問題で、県議会の梶谷忠修議長は2日、各会派の代表者会議を7日に開き、対応を協議する方針を決めた。 野々村氏は1日の記者会見で、時折号泣しながら「適正な支出だった」などと主張。これを受けて梶谷議長は、朝日新聞の取材に「大きな声を出す一方で必要な説明をしておらず、多くの批判が事務局に届いた。議会全体で対応を考える」とした。代表者会議に野々村氏を呼んで説明を求めることも検討する。梶谷議長は2日午後にも野々村氏を呼んで視察の有無や目的を尋ねたが、「明確な回答がなかった」という。 一方、野々村氏は2日、報道各社に「私に対する一切の(取材)活動の自粛を強く申し入れる」とのファクスを送った。
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