京都にミネルヴァ書房という出版社があります。私は専門外なので詳しくありませんが、人文書の版元として有名なようです。 この出版社が最近『いま日本の「農」を問う』というシリーズ書籍を刊行していますので、注目しておりました。今月刊行された新刊がこちらです。 環境と共生する「農」 著者名に注目して下さい。農業に詳しい方ならば、見覚えのある名前があるはずです。 そう、株式会社 ナチュラル・ハーモニーの代表、河名秀郎氏です。この人物は非常にオカルトじみた主張、と言うよりはオカルトそのものの主張を常に行っており、はっきり言ってしまえば、農業書を書かせるべきではない人物です。トンデモ本を平気で刊行する出版社ではなく、伝統のある老舗出版社ならば、このような人物の著書を刊行してはいけません。版元としての格が下がります。農業と環境の共生、農業における環境問題ならば、日本全国にいくらでも適切な専門家がいます。なぜ