みどりの風の行田邦子参院議員(47)=埼玉選挙区選出=は十三日、国会内で会見し、同党を離党し、みんなの党に入党したことを明らかにした。行田氏は今夏の参院選で改選を迎えるが、会見に同席したみんなの渡辺喜美代表は、埼玉選挙区(改選数三)と比例代表のどちらで擁立するかは未定だとした。 行田氏は二〇〇七年の参院選に民主党から出馬し、初当選。昨年七月に民主を離党し、みどりの風に合流していた。みんな入党の理由は「正規・非正規雇用の格差解消などの分野で共通点が多い」と説明し、「六年間活動してきた埼玉選挙区で戦いたい」と述べた。 渡辺氏は、選挙区と比例代表のどちらで擁立するかは「(日本維新の会との)すみ分けなどの交渉がある」として明言しなかったが、「行田さんが今まで活躍したのは埼玉選挙区。その事実は重い」とも述べた。(増田紗苗)