神奈川県相模原市が2010年4月1日に政令指定都市に移行することが2日、事実上決まった。加山俊夫市長らが同日、総務省を訪れ、原口一博総務相に移行に必要な政令の改正を要望。原口氏は4月の移行を目指して必要な作業に入るよう事務方に指示した。 相模原市は周辺4町との合併を経て、現在の人口は約71万2千人。政令市移行の人口要件(70万人)を満たしている。移行すれば、今年4月の岡山市に次いで全国で19番目となる。 加山市長は「政令市は地域主権、地域分権にかなった制度。自立した市を目指したい」などと抱負を述べた。神奈川県内では横浜、川崎両市が既に政令市となっている。 政令市になると、市立小中学校の教職員の任免権や児童相談所の設置などの権限が都道府県から移譲される。