JR大阪駅北側の再開発地域「うめきた」の複合ビル群「グランフロント大阪」が18日竣(しゅん)工(こう)し、26日の街開きが1週間後に迫った。ただ、オフィスの入居率は2割強に留まり、苦戦したままだ。大阪・梅田周辺では大規模オフィスビルの開業が相次ぎ、“供給過剰”も指摘されている。オフィスのテナント誘致が、今後の大きな課題となる。 竣工式に続いて開かれたパーティーで、橋下徹大阪市長は「大阪にとって久しぶりにいい話でわくわくしている」とあいさつ。阪急電鉄など開発企業の関係者が出席し、完成を祝った。 だが、グランフロント大阪の商業・オフィス棟などにある賃貸オフィス(計約15万3千平方メートル)については、まだ2割程度しか契約がまとまっていない。26日の開業後も、当面は空室が目立つ見通しだ。 三菱地所の杉山博孝社長は18日、「(オフィス入居について)話は増えてきている。実物を見てもらった上で着実に入