ヌサンタラという言葉は、古ジャワ語(英語版)のnusa(島々)とantara(~の間)の複合語で、大まかに訳すと「島々の間の調和のとれた協力関係」のような意味になる。日本語報道では単に「群島」とも訳される。この言葉は当初、1293年から1530年代にかけて現在のインドネシア全土を治めていたマジャパヒト王国の領土の統一を意味するものだった[6][7]。 「ヌサンタラ」は、ワワサン・ヌサンタラ(英語版)(インドネシア群島国家ビジョン)という国家ビジョンを表すものとして新しい首都の名前に選ばれたもので、インドネシアが群島国家であることを反映している[4]。歴史的文書「サラシラ・クタイ」(Salasilah Kutai)に記録されているこの地域のクタイ人の口承によると、13世紀にこの地域がクタイと命名される前は、ヌサンタラとも呼ばれていた[8]。これは「分割された土地」の意味であるという[9]。