流行が過ぎたと思われていた食品の復活や、買い物の時間帯の変化、スーパーへの食品供給増大に伴う食品廃棄の増加など、食品業界では新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により予想外の変化が生じている。以下に、そうした主なトレンドを7つ紹介する。 1. 一昔前の食品が再流行 もはや過去のものと思われていた多くの商品が復活を遂げている。米国では、スープ缶「プログレッソ」の売り上げが前年比で倍増。また、1970年代の牛肉価格高騰を受けて家庭で少しでも安く牛肉が楽しめるよう発売された「ハンバーガー・ヘルパー」も復活を果たしている。 米国では、人々が再び自宅での調理に励むようになり、ピルズベリーやベティクロッカーなどパンやケーキ作りの古参ブランドが人気を集めている。 2. パンや菓子作りの人気増加 今はどの家庭でも自炊が増えているが、多くの人は新たな趣味、あるいは店で手に入らないものの代用として