国土交通省利根川上流河川事務所のホームページによると、利根川は関東屈指の河川であり、日本の川の長男として(坂東)太郎の名が付いたといいます。そんな利根川に、とても気持ちのいい渡船が運航しています。 (C)取手市 飛び地が生まれた背景 その名は「小堀の渡し」。と書くと「こぼり」と呼んでしまいそうですが、実は「おおほり」と読むのが正解。茨城県取手市が運航する市営の渡し船で、小堀~取手緑地運動公園駐車場前~取手ふれあい桟橋の3か所を周回しています。 ルートを確認すると、小堀は川の対岸にあるので、県境を越えて千葉県我孫子市かと思ってしまいますが、よく地図を確認すると飛び地であることがわかります。 黄色の点線が県境。古利根沼はかつての利根川の名残り これはかつて利根川が大きく蛇行し、水害が絶えなかったため明治から大正時代にかけて大がかりな改修工事を行ない、現在の直線的な流れに変えたことが原因です。
![大正時代から続く利根川の渡船「小堀の渡し」って知ってる?|@DIME アットダイム](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b24dc58b6adb436489ef8284149b13a10e0e2e5e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdime.jp%2Fgenre%2Ffiles%2F2021%2F12%2F12_Dsc01625.jpg)