まず、画像をきれいにするためには、まず処理しようとする画像の濃度値がどのようになっているかを知る必要があります。それが分かってないと、どう変換して改良したらいいか分かりませんからね。 濃度値の分布がどのようになっているか知るための方法として、濃度ヒストグラム (単に、ヒストグラムともいう)があります。濃度ヒストグラムとは、各濃度値に対し 画像全体で同じ濃度値を持つ濃度値の画素数を求め、グラフ化したものです。簡単に いえば、濃度値0の画素は、何個で、濃度値1の画素は、何個で......と数えて、棒グラフにして表したものです。 ちなみに、図.4の画像の濃度ヒストグラムは、図.5のようになります。