食品衛生責任者(しょくひんえいせいせきにんしゃ)とは、食品衛生責任者養成講習を受講した者などで、食品衛生責任者として選任されている者である。食品衛生法に定められた許可、届出事業者は、営業許可施設ごとに食品衛生責任者を選任し保健所に届け出なければならない。 概要[編集] 飲食店、喫茶店などの調理営業や食品の販売業等に必要であり、許可や届出の対象となる施設では原則として食品衛生責任者を選任し、衛生管理等の業務を行うことを目的としている。 法令改正[編集] 法令改正により、2020年から食品衛生責任者は国の省令(食品衛生法施行規則)に直接に定められた資格に格上げされた[1] [2]。さらに、営業者の責務として食品衛生責任者の意見を尊重することも法令に明記された[3]。 法令改正前の従来の食品衛生責任者は国の法律や省令によって直接に定められておらず、厚生労働省の指針(ガイドライン)に基づき、都道府