室町時代から戦国時代にかけて今の中間市にあった難攻不落の城「猫城」にちなんだ「合格の招き猫」を、同市のデザイナー千手(せんじゅ)あづささん(69)が制作中。近く完成し、猫城跡にある月瀬八幡宮に奉納する。千手さんは招き猫が合格成就のシンボルとして、地域活性化に役立ってくれることを願っている。 市教委によると、猫城は室町時代、地元の豪族が小高い丘を利用して築いた砦(とりで)。高さ約20メートルの円すい状で、宗像、鞍手、遠賀を一望できたらしい。戦国時代には幾多の激戦の舞台になったとされ、市史によると1580年(天正8年)、豊後の戦国大名・大友宗麟の命を受けた直方の武将が数千人で攻めたが、落ちることはなかったという。 名前の由来は「猫が背を丸めた姿に見える」「敵が攻めてくれば高くなり、城より攻め下るときは低くなり、まるで猫のようだ」との言い伝えからとされる。 招き猫制作のきっかけは新型コロナ禍。膝
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