【名古屋】愛知県は国産小型旅客機「MRJ」の量産を見据え、2017年以降に県営名古屋空港(愛知県豊山町)で旅客機20機分の駐機スペースを整備する方針だ。旅客ターミナル北側に駐機スポットを新設するほか、軽飛行機などの駐機スポットを再編する。MRJは18年半ばに初号機納入が予定されている。駐機場所の拡充で量産体制を支援する。 名古屋空港は現在、旅客機用などとして19機分、軽飛行機やヘリコプター用に75機分の駐機スポットを備える。三菱重工業小牧南工場が隣接し、MRJの生産や試験の拠点となっている。 県は最終組み立てを終えたMRJの駐機場所を念頭に滑走路北西部分に新たに七つの駐機スポットを整備する方針。また、滑走路南西部分では軽飛行機やヘリコプター用の駐機スポットを再編。4、5機の収容能力を持つ三菱重工の既存格納庫を含めて将来は名古屋空港全体で20機程度の駐機場所を確保する。 三菱重工はMRJを最