Q:アップルのデザインは、どこが「違う」んでしょうか? A:アップルのデザインプロセスにおいては、「デザインしながら、プロトタイプを作りながら、作っていく」のが大事です。それらを別々にやってしまうと、結果は厳しいものになると思います。 より良いものを作るということは、新しいものを作るということで、新しいものを作るということは、先例のない課題やチャレンジがそこにあるということです。そういう課題に取り組んで解決していくには、すごい集中力が必要です。細かいことを追求しつつ姿勢は前向きという、そういう状態は普通なかなかないことでしょうね。 Q:新製品は、アップルではどのように生まれていきますか? A:僕がものを作るプロセスで好きなのは、愚直なようですが、最初はアイデアも解決策もなかったのに、ある日アイデアが生まれてくるということです。それがすごくエキサイティングだし、概念的にも現実的にも面白い