2012年06月10日18:51 カテゴリ株式 東証「上場廃止ルールを変えます、これからは粉飾決算をしてもセーフです」 東証:「上場廃止ルール」見直しへ 東京証券取引所は、上場企業の決算に虚偽記載があった場合に適用する「上場廃止ルール」を年内にも見直す方針を固めた。昨年発覚したオリンパスの損失隠し問題などを受けた措置。東証が「影響の重大性」などを踏まえて上場廃止を判断する現行基準では市場の混乱を招きかねないため、基準をより透明にし、投資家の安心感を高める。 改正案では、虚偽記載を行った上場企業をまず、企業統治に問題があることを示す「特設注意市場銘柄」に指定。指定後も株取引は継続され、毎年1回、東証が同社の内部管理体制を審査する。3年以内に改善されれば上場を維持、改善されなければ上場廃止とする。2期連続で債務超過になるなど通常の廃止基準に抵触すれば、3年を待たず早期に上場廃止とする。 オリン