サッカーJリーグ2部・ガンバ大阪(G大阪)の新しい本拠地として、大阪府吹田市の万博公園内に2014年度中の完成を目指しているスタジアム建設予定地から、第2次世界大戦中に作られた旧日本海軍の弾薬庫跡とみられるトンネルが見つかったことが、分かった。 今秋予定の着工を前に、地盤の掘削調査をしたところ、予定地であるG大阪練習場2か所の地下に、大きな空洞が確認された。 1995年に刊行された大阪国際平和研究所の文献などによると、予定地には「海軍山田地下弾薬庫」があり、終戦時には総延長670メートルに及ぶ5本のトンネルに大量の機雷や機銃弾などの弾薬が貯蔵され、終戦後に弾薬を処分してトンネルは埋められたとされる。その存在を示す資料はほとんど残されていなかった。 土地を管理する日本万国博覧会記念機構は「(70年に)万博が開催される前は、山林だった」と言う。万博後は、野球のグラウンドなどに整備。しかし一帯で