アフリカ・ナイジェリアでこの4月に行われた総選挙の後、一部の地方では、ナタの価格が短期間で半分に下がった。これは政治家に雇われたゴロツキたちからのナタ需要が、選挙後激減したためと見られる。 ナイジェリア政府の調査機関によると、同国北西部にあるゴンベ州では、総選挙前800マイラ(約7ドル)だった良質のナタが、現在400ナイラで売られるようになっている。このナタは、総選挙期間中多くの州で、政治活動に起因する暴力行使目的に使用されていた。 「この調査は、政治家に雇われたゴロツキたちの武器として使われていたナタが、本来の価格に下落したことを示した」、調査機関はそう報告している。このナタはナイジェリアでは畑を切り開くのに使われるが、政治テロでもお馴染みの武器である。 「総選挙の前までは、一日7丁は売れたもんじゃが、今は1丁売るのが精一杯じゃよ」、調査に協力したナタ商人、ウスマン・マジ氏はそう語ってい