パリの店頭に並ぶチョコレート(2011年11月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/ALEXANDER KLEIN 【2月3日 AFP】砂糖はアルコールやタバコ同様に健康に害を及ぼすとみなすべきで、各国政府は糖分を含む飲食料にも課税せよと訴える論文が、2日の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。 米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(University of California at San Francisco)の小児肥満症の専門家や健康政策の研究者ら3人が執筆したこの論文によると、心臓病やがん、糖尿病などの非感染症で死亡する人は世界で年間約3500万人に上る。肥満の波も、富裕国から発展途上国へ押し寄せつつある。 国民の健康を守るためタバコやアルコールを規制している政府は多いが、「世界的な健康危機をもたらしている主犯格の1つは野放しだ」と論文は指摘。飲食物に添加される糖類へ