茨城県は10日、放射性物質の影響で出荷停止となっている原乳を同日採取して調べた結果、放射性物質が暫定基準値を下回ったと発表した。基準値を下回るのは3週連続で出荷停止解除の条件を満たしたため、県は国に解除を申請した。 県によると、4市1町の5カ所で原乳を採取し、県の検査機関で測定。1キログラム当たり放射性ヨウ素が3~10ベクレル(基準値300ベクレル)で、放射性セシウムは2カ所で2~5ベクレル(同200ベクレル)、3カ所は検出されなかった。 茨城県産の原乳は、3月19~21日にかけて採取された5検体から基準値を超える放射性物質が検出され、3月23日から出荷停止になっていた。