23日午前、足利市樺崎町、板橋一雄さん(62)方にタヌキ3匹が入り込んだ。うち1匹(体長約50センチ)が居間の食器戸棚と壁の隙間に入って身動きできなくなった。足利署員3人が熊手と網を使って捕獲し、近くの山林に放した。 同日午前11時10分ごろ、玄関近くの寝室で寝ていた板橋さんが目を覚ますと、布団の上でタヌキが1匹寝ているのを発見。板橋さんは「タヌキ寝入りでなく、本当に眠っていた」と驚く。 タヌキは一斉に逃げ出したが1匹が隙間にはまったため、足利署に通報した。 板橋さんは自宅で猫5匹を飼っており、「餌の残飯を食べに来た同じタヌキではないか。無事、山に帰れてよかった」と話していた。