赤い旅団(あかいりょだん、伊:Le Brigate Rosse)は、イタリアの極左テロ組織。1969年に結成され[1]、イタリアでの革命とイタリアの西欧同盟からの離脱を主張して1970年代初頭から活動を開始。数多くの誘拐・殺人事件を起こし、ジャーナリストや警察官、裁判官、実業家、政治家などを殺害した。 歴史[編集] 創設[編集] レナト・クルチョ 1969年にトレント大学の左翼学生レナト・クルチョ(イタリア語版)により創設されたとみられ[1]、当初の主な活動はミラノやトリノでの極右勢力に反対する労働組合の支援であった。構成員は労働者と学生で、工場の設備を破壊し、工場の事務所や組合の本部に入り込んだ。 若年層の高い失業率や挙国一致体制への不満などを背景に勢力拡大を狙うが、労働者からの支持が得られず次第に過激な武力闘争に傾斜してゆく。1972年に最初の誘拐事件を起こした。ある工場長を数度にわた
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