「みんなの意見」は案外正しい スポンサード リンク ・「みんなの意見」は案外正しい とても面白い本だ。 この本のテーマ「集団の知恵(原題:Wisdom Of Crowds)」はいまインターネットでホットな話題でもある。集団の知恵(リンク)で検索精度を向上させたGoogleや、有志の知恵によるオープンソースプロジェクト開発の話題も取り上げられている。 「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがある一方で「烏合の衆」ということばもある。この本は前者の文殊の知恵に光を当てる。多数の成功事例をとりあげ、それが成立する条件を「認知」「調整」「協調」という3つの視点から分析していく。 集団の知恵がはたらく賢い集団の4要件として、以下の要素がまとめられている。 1 意見の多様性(各人が独自の私的情報を多少なりとも持っている) 2 独立性(他者の考えに左右されない) 3 分散性(身近な情報に特化し、それを利
"Googleのアニュアルレポートはスーツ組の悲鳴?"というエントリーを勢いで書いたら、思いのほか勢いがついてアクセスがあがってしまった。 が、勢いで書いただけあり、後から色々調べるにつけ、非常に勉強不足であったことが判明。 ちょうど2年前のGoogleのIPOの際に、 Googleの資本構造とガバナンスのあり方 経営陣(特に圧倒的多数の議決権を保持する創業者)と株主の関係 についてかなりディープな議論がブログ上で展開されており、非常に勉強になったため、流れでまとめてみたい。 上記エントリーを「いやぁ、勉強になるなぁ」という感覚でてブに登録された方は特にご一読の程を。 先日のエントリーを書いた後に、"Googleの開示資料(10-K)"の"Risks Related to Ownership of our Common Stock"という項目に目を通したのだが、そこには下記の記述がされてお
2006年05月06日17:00 カテゴリValue 2.0Money タダより儲かるものはない時代はくるか? おやまあ、たけくま教授が私を名指しで。 たけくまメモ: ソフトがタダになる時代 俺は詳しいことはよくわからないんですけど、小飼弾先生がご専門のオープンソース・プログラムみたいなものは、PCの世界では昔からありますよね。あれは、まあ、ベースになるプログラム・コードを公開して、世界中のプログラマーが自由に改変を加えてよりよいものに改良していく、というものですけど。しかし、年下なのに先生とはこれいかに。 たけくまメモ: ソフトがタダになる時代 あらゆるソフトはタダ この「タダ」にもいろいろございます。タダで見聞きできるのか、タダで二次使用していいのか。うちオープンソースは、二次使用まで無料というのを指します。ただしたいていの場合、一次作品の著作権もつけておく必要があるようになっている場
コーポレート・ガバナンス改革 作者: 中谷巌出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2003/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見るオリックスにも四月に新入社員が入ってきたが、五月も半ばを過ぎると新入社員は会社のことを「我が社」といっている。しかし私は「我が社」とはいって欲しくない。「我が社」といえるのは、オリジナルなお金を出した人である。「我が社」ではなく、アメリカのアニュアルレポートに書いてある株主に対する「Your Company」という表現が正しいと思う。日本企業も自分たちを中心とした「我が社」から、株主を中心とした「Your Company」へ意識を変えていく必要があるだろう。 『コーポレート・ガバナンス改革』〜第2章 P.54〜 こういう声は往々にして日本企業にむけられることが多いが、Googleにもこの声をむけてみたい。
2006年04月28日04:40 カテゴリMoneyValue 2.0 Googleは広告会社か? Googleは、単なる「電通2.0」ではない。 池田信夫 blog:グーグルの価値 それにしても、グーグルの時価総額がホンダとニッサンの合計より大きいというのは理解できない。磯崎さんはプロだけあって、一番けれんみのない分析、すなわち現在のCore Competence、すなわち広告がそのまま成長すると仮定した上で業績予想していらっしゃるが、磯崎さんの真骨頂は実はそこではない。 これである。 isologue: グーグルは「すごい」のか「すごくない」のか(財務的に見たGoogle) また、上記は、基本的にはグーグルのビジネスモデルが広告モデルの域を出ないことを仮定していたシミュレーションなわけですが、実際にはグーグルは新しいrevenue streamを作り出す可能性は高い。グーグルは、「広告
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