みんなの党の渡辺喜美代表と石原慎太郎前東京都知事が8日、国会内で会談した。石原氏が新党を結成するのを前に第三極の連携について協議。国政レベルでの連携を視野に、12月16日投開票の東京都知事選で協力することで合意した。 石原氏は会談で「強い、したたかな日本を作ろう」と、次期衆院選での連携を呼びかけた。渡辺氏は「国政でいきなり一緒にやるのではなく、お試し共同作業でどうか」と提案。石原氏が後継指名した猪瀬直樹副知事が都知事選に立候補した場合はみんなが支援する方針を伝えた。 渡辺氏は会談後、次期衆院選の選挙協力について「今日は詳しく話していない」と記者団に述べるにとどめた。渡辺氏はこれまで、石原新党の母体になるたちあがれ日本を「自公の幕藩体制の補完勢力だ」と批判している。 関連記事首相、答弁でろれつ回らず 周辺「最近、疲れた様子」(11/2)石原氏の辞職に伴う都知事選、12月16日投開票に決定