人の細胞の受容体(オレンジ色)とスパイクタンパク質の「受容体結合ドメイン(RBD)」が結びついている様子。赤い部分が「E484K}の変異(立教大・望月祐志研究室提供) 理化学研究所が運用するスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」を使ったシミュレーションで、新型コロナウイルスの変異株が人の細胞と結合する力が、従来株よりも強くなっている仕組みが分かった。立教大や神戸大などの研究チームが28日、発表した。変異によって感染の仕組みにどのような影響が及ぶか分子レベルで解明した成果で、今後ワクチンや治療薬の研究に役立つと期待される。 英国株は1・03倍 南ア・ブラジル株は1・2倍 ウイルスが人の細胞に取りつく足掛かりとなるスパイクタンパク質は約1300のアミノ酸でできている。スパイクタンパク質の一部である「受容体結合ドメイン(RBD)」と呼ばれる部分と、細胞表面にある受容体が結びつくことで感染が始ま
![変異株は細胞に結びつく力が強い スパコン「富岳」が分析(1/2ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/598f90a232b7f58eb6ae872dbb0e463fd352e15a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FRk_X6CkAaPIGJHx8SW2zr1ZxX08%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FHQ2YKWTHFRIRJBVEC6353ONULQ.jpg)