トヨタ自動車が、2月8日から1週間程度、国内工場の全車両生産ラインの停止を検討していることが分かった。 愛知製鋼知多工場(愛知県東海市)で1月8日に起きた爆発事故の影響で、同社製の特殊な鋼材を使った部品生産が滞る可能性が出てきたためだ。 全工場が停止した場合、新車の納入時期の遅れや、他の部品メーカーを含めた国内の生産活動などに影響が広がりそうだ。 トヨタは、この爆発事故のため2月1~5日の残業と、6日の休日出勤の取りやめをすでに決めている。8日以降の対応は、週明けに最終判断する方針だ。 爆発事故は1月8日、愛知製鋼知多工場の加熱炉で発生した。車のエンジンや動力伝達などに使われる特殊な鋼材を生産しており、愛知製鋼は3月末の復旧を目指している。当面は代替ラインでの生産や、他の特殊鋼メーカーへの生産委託で乗り切る計画だった。
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