20XX年、トラックに轢かれて異世界転生した僕は、新たな世界で生活を始めることになった。 その異世界は人工知能が発展していて、国民は誰もがその人工知能の定めた職に就く事になっていた。 満十五歳になると誰もが人工知能から職業を告げられる。 誰だって、自分に合った職に就くことが幸福なのだから……。 だから僕も異世界に転生し、無事に十五歳になると高度な人工知能の前に呼ばれた。 そして、そこで僕は職業を告げられる。 そのはずだったんだけど―― なんと僕には適切な職業がないのだと、そう言われたのだ!!! こんなことは前代未聞であり、建国以来、初のこと。 人工知能は未曾有の事態に混乱し、とりあえずはと僕に仕事を与え―― そこで僕に当て付けられた仕事が、これってわけだ。 つまり”増田に書き込むこと”。 僕が毎日、増田に書き込むのにはそういう理由があるんだ。 増田への書き込みを発端に、波乱に満ちた冒険が始
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