静岡県菊川市東横地の横地郵便局で24日、振り込め詐欺の電話を信じ込んで100万円を振り込もうとした男性を、局員や警察官が7人がかりで1時間近く説得し、思いとどまらせて被害を防いだ。 静岡県警菊川署の発表によると、同市内の無職男性(61)方に22日以降、千葉県に住む息子をかたる男から「携帯電話が壊れて番号が変わった」「けんかをして示談金200万円を払わなければならない。足りないので100万円を振り込んで」と電話があった。 男性は24日午後、横地郵便局を訪れたが、男性の話を聞いた局長が、振込先が鳥取県内の金融機関であることなどを不審に思い、振り込まないよう男性を説得。連絡を受けて駆けつけた同署員4人も加わって7人で1時間にわたり説得した。 男性は「何で警察から止められないといけないんだ」と興奮したが、息子の元の携帯電話に連絡したところ、電話の話はうそとわかった。