7月に米ニューヨーク証券取引所と東京証券取引所第1部への同時上場を果たしたLINE。その約83%の株式を保有する親会社、韓国インターネット大手のネイバー本社を訪問した。 検索のほかにも、Q&Aサイト、地図、ブログ、コミュニティ、ニュース、マンガ配信、韓流アーティストの動画配信など、首位のサービスをいくつも抱えており、韓国では日本の「ヤフー」に近い存在と言える。大手就職サイトの調査では、大学生が就職したい企業のランキングでサムスン電子を抜き、直近の2年連続で1位となった。 韓国の人口は約5000万人と日本の半分以下。海外市場に成長を求め、今はLINEがけん引する。2015年度(12月期決算)の連結売上高は約3兆2500億ウォン(約3000億円)。日本のヤフーの半分弱だが、時価総額は23兆4000億ウォン(約2兆1300億円、8月3日時点)とヤフーに迫る。連結子会社のLINEの価値が高く評価さ