データライブラリアンとその育成:ラーニングコモンズとDigital Scholarship,オープンサイエンス 日本の大学図書館による研究データ管理や研究支援は,分野の専門知識を持つサブジェクトライブラリアンの育成が課題となっています。しかし,サブジェクトライブラリアンの本家である米国のDigital Scholarship Commons/Centerや研究支援,研究データ管理サービスにおいても,サブジェクトライブラリアンが全ての業務を行うのではなく,ポスドクや教員と連携してサービスを提供しています。日本の図書館も,こうした人的ネットワークを構築することによって,効率的に研究データ管理サービスが実現できるのではないでしょうか。 2015年度の学術情報基盤実態調査によれば,411大学(57%)にアクティブラーニングスペースが設置されています。公費をかけたラーニングコモンズを最大限に活用する